「Windows 7 のサポートが終了します」といろんな所でお見かけかもしれません。
どういうことかと申しますと、2020年1月14日をもってWindows 7 のサポートが終了ということです。と言ってもなんのこっちゃ？かも知れませんね。
皆様がお使いのパソコン、Windowsが動いているものが多いかと思いますが、毎月第2水曜日頃にWindowsUpdate(ウィンドウズアップデート)という仕組みでセキュリティの問題が修正される様になっています。
これが2020年1月14日で提供されなくなってしまうんですね。
「ウチのパソコンにはウィルス対策ソフト入れてるから大丈夫！」と思う方もおられるかも知れません。
しかしウィルス対策ソフトは Windows Update で問題が修正されていることを前提として動作しておりますので、サポート終了以降は問題が修正されないままの状態となりとても危険です。
ではどうすればいいの？というお話ですが、パソコンの買い換えをお勧めします。
最新のWindows 10 はソフトそのもののセキュリティが改善されましたので、古いパソコンを使い続けるよりも新しいパソコンの方が安全と言えます。
5年前のパソコンと今のパソコンを比べると、処理速度に大きな影響のあるCPUという部品の性能が向上し、ハードディスクに代わりSSDという部品を使っているパソコンの場合はさらに速度が速くなっています。
長く使っているパソコンが遅くなってしまう要因の一つにセキュリティ対策ソフトがありますが、これも新しいパソコンでは改善されることが多いです。
買い換えのコストがかかる、と思われる方もおられるかと思いますが、パソコンが速くなり待ち時間が減ることで仕事の能率、生産性も改善されるのではないでしょうか。コストではなく投資、しかもすぐに効果が得やすいものと思われます。
パソコンを買い換えずに、現在Windows 7 が入っているパソコンへWindows 10 を入れるアップグレードという方法もありますが、こちらはあまりお勧めしません。
元のパソコンはWindows 7 を動かす前提で設計されてますので、Windows 10 を動かす際にはメモリ増設等々の追加費用が必要になってしまいます。
アップグレード時に元々インストールされていたアプリケーションソフトが動作しない場合もあるので事前に調査が必要です。さらにアップグレード実施時にファイル消失等の事故が起きる事がありますので、それに備えてのデータバックアップ等の措置を講じる必要があります。
これらの準備を含め、アップグレードの費用は高額になりがちですので、私自身お客様とお話しする際はその費用を新しいPCの購入費用に充てて頂くお願いをしております。
新しいパソコンで安全で快適な環境を手に入れてみてはいかがでしょう。
保険代理店専門メールマガジン【ｉｎｓｗａｔｃｈ】Vol.990 (2019/07/22)