チャットサービス、本当にたくさん増えましたね。
昔話で恐縮ですが、私の初めてのチャットは90年代前半頃、まだまだインターネットが一般的に使われるようになるはるか前にパソコン通信の草の根BBSと言われる個人が運営するサービスの中での体験でした。その後インターネット上のサービスが拡充し、IRC、ICQ、MSNメッセンジャー等々使っておりました。
Skypeがきっかけだったかと記憶していますが、音声チャットやビデオチャットも一般的になりました。
最近よく使われているチャットサービス、Slack、Chatwork、Teams、Hangouts等々そのほとんどがクラウドサービスとして提供されています。クラウドと意識せずに使えることが普及の一助になっているものと思います。
チャットの機能で大きく進化したのが法人での利用に対応した事があります。法人等の組織単位でサービスを契約する事で組織内でのコミュニケーションの活発化に貢献しています。
Slack、Chatwork、Zoomといったサービスは組織向けの有償プランを提供していますが、Microsoft
365はではTeams Google G SuiteではHangout Chatといった様にパブリッククラウドサービスの標準サービスとしてもチャットは提供されています。ストレージサービス、カレンダー、メール等々と連携され、とても便利に使うことができます。チャット以外の用途でパブリッククラウドを導入済みの場合は追加コスト無しですぐに利用できて便利です。
チャットサービス、とても便利なのですが少々困ることもあります。
在席状態、プレゼンス機能等の呼び方があるのですが、オンライン状態がチャットの連絡先相手に表示される機能があります。コンタクトしたい相手の状態を知れるのは便利なのですが、パソコンを使って他の作業をしている
時にもオンラインと表示され連絡が入ってしまい集中できなくなる事があります。その場合はオンライン以外の状態に変更できる機能があるので適宜切り替えると良いです。
また音声チャット、特にLINEでよくあるのですが、無料で通話できると思って音声チャットで連絡を頂く事があります。確かに通話料は無料なのですが、インターネットを利用するのでその通信料が発生します。Wi-Fi等を利用している場合は定額料金に含まれていますが、外出時等はパケットが消費されますので通信相手にコスト負担を強いている事があります。パケットの消費状況によっては通信制限等の対象になったり等相手方の負担が大きいことがあるので予め確認を取ってから音声チャットして頂けたらと思います。
保険代理店専門メールマガジン【inswatch】Vol.1048 (2020/08/31)