早いものであっという間に今年も終わろうとしてますね。
今年はとても変化が多かった年であったことは言うまでもないですが、私どもIT関連の仕事をする者にとってはリモートワークへの対応案件が激増しました。
数年前からリモートワークへの必要性は説かれておりましたが、今年になってやっと普及に至ったと実感してます。
リモートワークにはクラウドサービスが必須ですが、もう一つ大事な物がインターネット回線です。
実際のところ昨今の情勢からリモートワークと言いつつ在宅でのお仕事が中心かと思います。その際ご自宅のWi-Fiを使われているかと思います。
Wi-Fi、実は既に20年超の歴史がある規格でして、その歴史の中で何度か新規格に更新され進化しています。
新しい規格になる度に速度がより速くなったり、安定性が改善されていますが、それらの恩恵を受けるためにはWi-Fiルータ(アクセスポイント)とスマートフォンやパソコン等の機器、双方が新規格に対応する必要があります。
新規格の製品が発売されても、古い規格の機器でも接続できる様に互換性が考慮されているので接続できなくなる様な事は基本的には無いのですが、古い規格の機器を使っていると速度が出ずインターネットの利用が不便になることもあります。
スマートフォンやパソコンはある程度の期間で買い替えられることが多いので比較的新しい規格のWi-Fiが搭載されている可能性が高いのですが、ご自宅のWi-Fiルータが古い規格にしか対応せずせっかくの新規格の速度に対応できていないケースがよく見受けられます。
古いWi-Fi機器は規格上の通信速度が遅いだけではなく電波の混信に弱く通信が不安定になりやすい問題があります。
Wi-Fiでは2.4GHz帯と5GHz帯という周波数帯を利用しています。古いWi-Fiルータでは2.4GHz帯のみ対応している製品が多いのですが、古くから利用されていることもあり対応している機器が多いにも関わらず同時に利用可能な
台数に制限があり混信しやすくWi-Fiが繋がりにくくなる問題が起こりやすいです。
5GHz帯を利用すれば規格上の速度が2.4GHz帯よりも速い上に混信の問題が少ないので、対応するWi-Fiルータに買い換えるだけで快適度が上がる可能性が高いです。
最新のWi-Fi規格でWi-Fi6というものがあるのですが、2.4GHz帯の混信対策もなされたので更なる速度向上が見込めます。
もしお使いのWi-Fi機器が数年間同じ物をお使いであれば最近の機器に変えるだけで速度改善の見込みがとても高いので、お正月に配信サービスの動画を快適に見るためにも交換してみても良いと思います。
今年もありがとうございました。かつて経験のないほどデジタルが普及したことを実感した年になりました。
来年もよろしくお願いします。
保険業界向けメールマガジン【inswatch】Vol.1065
(2020/12/28)
https://www.inswatch.co.jp/