2009年にリリースされたWindows 7。マイクロソフトが延長サポートを終了して間もなく3年となります。
実はWindows 7をやむを得ない事情で使いたい方向けに3年間に限り有償でのサポート延長が行われておりました。毎年更新が必要なサービスで、1年目が約7,300円、2年目が1年目の倍の約14,600円、3年目はさらに倍の約29,000円となり3年間の合計で5万円を超える費用がかかるサービスでした。
当初から3年間に限る旨がマイクロソフトより発表されていましたので、今年の1月に開始された3年目の分をもって終了します。
当初から案内されていたことですので弊社での販売時にはその旨案内も都度していたのですが、12月に入ってからサポート延長のお問合せをいただくようになりました。当然ではありますが延長できない旨をご案内しております。
Windows 7のリリース当初は従来からのアプリケーションや周辺機器等との互換性が低く、前バージョンのWindows
Vistaは安定性が良いとは言えない状態が長く続いていたためにさらに前のバージョンであるWindows XPが多く使われていました。そのWindows XPは2014年4月で延長サポートを終了することがマイクロソフトより発表され、2013年頃からようやくWindows 7への移行が進んだと記憶しています。
さらにWindows 7の後継となるはずだったWindows 8では画面設計が大幅に変更されてしまい互換性の問題が多く生じたため移行が進まず、その後もWindows 7が長く使われる要因の一つとなったと思います。
Windows 10がリリースされた際、Windows7や8が半ば勝手にWindows 10にアップデートされてしまう問題が起こりました。この時もやはりアプリケーションや周辺機器等の互換性問題が生じたのは記憶に新しいところです。
さらには昨年リリースされたWindows 11でも同様にアップデートされてしまう問題が発生し、お使いのパソコンの画面表示が突然変わってしまった方もおられるかと思います。
いきなり変わってしまうと困ることも多いのですが、多様化するセキュリティリスクへの対策としてWindowsが新しくなることはとても大事なことです。
未だWindows 7をお使いでしょうか?今時のセキュリティリスクは利用者本人だけでなく会社等の組織や、インターネットを利用する多くの方に多大な迷惑をかけてしまいます。新しいパソコンへ移行の上、クラウドサービスの利用を強くお奨めします。
保険業界向けメールマガジン【inswatch】Vol.1166
(2022/12/26)
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